Q1.国内部品部では、どのようなお仕事をされていますか?
国内部品部では、廃車や放置車両など、あらゆる理由で使われなくなったお車から、まだ使える部品を厳選して解体し、国内の適正価格に合わせて全国で販売を行うというお仕事で、私は、解体された部品を全国ネットワークで自動車屋さんや板金工場などに販売する、窓口を担当させていただいています。
業務の内容としては、お問い合わせやご注文のあった商品の在庫状況や、商品の状態などを明確にご説明し、お客様へ販売するといった内容です。
JARAグループという、日本最大級のリサイクル部品販売ポータルサイトに近松商会は加盟しておりまして、全国からの部品の問い合わせや注文に、迅速に対応できる体制を整えています。
現在、在庫数としては約10000点以上の中古部品を保有しており、この地域ではNO.1の在庫量なんですよ。
ですから、徹底した商品管理のもと一つ一つの商品にコードが振り分けられており、種類や色、状態などによって分けられ、大切に保管されています。
私はその膨大な在庫から、お客様が求める商品を的確に探し、お届けするのが役割なので、普段はパソコンで検索して商品をピックアップしますが、多分ほとんどの商品情報は頭に入っていると思います。
当社で保管している在庫は、自社で解体を行った部品はもちろん、他の解体業者さんが解体した在庫も取り扱っています。
うちの社長は、他の同業者さんとも密に関係を持たせてくれる社長なので、部品の状態だけでなく、どういう人が解体を行ったかなど、廃車から中古部品になるまでのバックボーンも知っているつもりです。
そのような裏側を知っていることで、商品に愛着も湧きますし、ウソのない本当にいい物をお客様へお届けすることができるんです。
Q2.今のお話にもあったように、より良いサービスをお届けするために、日頃意識されていることはありますか?
やはり一番は、「納期」「品質」「価格」この3点を、必ずお客様にしっかりとご説明させていただくようにしています。
中古部品は一点ものですので、同じ車種の部品であっても、状態も違えば、当然価格も物によって異なります。
実際に目で見ていただければいいのですが、遠方のお客様ですとそうはいきません。
ですから私は常日頃から、お客様に成り代わったつもりで、細部にわたって商品の状態などを確認し、きちんとお伝えするようにしています。商品を買ってもらうために良い点ばかりを並べるようなご案内は一切しません。きちんと良い点悪い点しっかりご説明し、「こういう理由だからこの価格なんですよ」と、納得頂けるご案内を心がけています。
会話の中でいかにリアルにイメージしていもらって、納得いただけるか、それが私は大切だと思いますので、自分がお客様の立場となったときに、不満の残る取引きとならないように、お客様目線であることを意識して仕事するようにしています。
Q3.近松商会でお仕事される中で、
やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
リサイクルパーツ販売の窓口を任せて頂くようになって、人との繋がりといいますか、人と人との輪が広がっていくことが、自分の中ではすごく楽しくてやりがいを感じています。
もちろん接客業ですから、時にはお客様からお叱りを頂くこともありますけど、逆に「あの商品すごくよかったよ!」「杉山さんが担当で良かった」など嬉しいお声を頂くこともたくさんあります。
お客様と直接やり取りをすることで、喜んでいただけている実感を感じられるのは、すごく励みになりますね。
人を相手にするお仕事だからこそ感じられる喜びが、現在の仕事にはたくさんあります。
もっといい商品をお届けして、もっと喜んでいただこう!そういう気持ちで、日々モチベーション高く仕事に望むことができます。
Q4.近松商会との出会いで、
ご自身の中で変化された点などありますか?
恥ずかしい話、10代の頃の自分はどうしようもない盆暗でして、常に人を見下し生きてきました。
そんな時に出会ったのが、うちの先代の社長や今の社長で、世間を敵に回して生きていた自分を受け入れてくれたんです。
先代の社長をはじめ、社長や副社長は、まるで我が子のように、良いことは褒め、悪いことは叱り、仕事の厳しさや楽しさを教えてくれました。
若気の至りで尖っていた自分も、この会社に出会ったことで、大げさかもしれませんが、新たな人生を再スタートさせることができた気がします。
おかげで素晴らしい奥さんにも出会うことができましたし、どうしようもなかった自分を救ってくれた存在ですね。社長や副社長には、心から感謝しています。
Q5.最後に、これから入社される後輩に向けて
メッセージをお願いします。
近松商会は、決してエリートな人間ばかりではないけれど、人として素晴らしい人たちの集まりです。
年齢だって様々、若い社員から70代の大先輩だって現役で働く、そんな愉快な職場です。
みんな一つの家族のようで働きやすい環境であり、仕事やマナーには厳しく妥協を許さない、そんな会社だからこそ人間的に磨かれていくのだと思います。
このリサイクル業界っていうのは、車が生産され続ける限り、無くてはならない業種だと思いますので、僕たちと一緒にリサイクル業の素晴らしさを世の中に届けましょう。