2007.01.12
>その後(全部再資源化)について・・・
車は、解体された後、シュッレッダーにかけるか、電気炉で燃やすかの、どちらかなのですが、
どちらも、その後、有価物として残る成分は、鉄 が大部分を占めています。
シュッレッダー処理をすると、車のシート、ダッシュボードのプラスチック、ガラス、バンパーなど、
30%ほどの “鉄”以外の、ごみが出ます。このゴミは、管理され埋め立てることしかできません。
しかし、ダイオキシンなど環境基準をクリアした、電気炉で溶かすと、ゴミはすべて燃えてしまうので
一切発生しません。溶けて、鉄のかたまりが残るだけです。
しかし、溶けた鉄に不純物 (車輌中で、特に、鉄に混ざってはいけない物として、Cu(銅)があります)
が混ざっていると、良質な鉄が出来ない為、その不純物を、取り除かなくてはいけません。
溶かすためには、銅 を省かなくてはいけないのです。
その為、弊社では、解体車両1台の、銅成分を0.3%以下にする作業を行なっています。
車輌の銅成分を、0.3%以下にするには、車輌全てのハーネス、ドアレギュレーター、
E/Gコンピューター、各モーター類、等、取り外す品目は、たーくさんあります。
また、その手順も決められて、システム化しなくてはいけません。
弊社は、厳しい取り外し基準と、作業手順をクリアし、銅成分0.3%以下になったプレス自動車を、
ゴミが発生しない電炉に納入しています。
その解体方法は、高く評価され、精緻解体ランクで、メーカーから、最高のAランクを頂いております。
↑ その認定書 ↑ トトロ
最高レベルの事前選別、解体作業を、行うことにより、地球環境に優しい、解体工場で有り続けます。
認定書の上に飾ってある、トトロも応援してくれています。