廃車手続きとは？

廃車する・・・
って、何をどうすれば良いの？

大きく分別すると、2つの事柄があります。

① 自動車本体の処分
② 自動車に関わる書類等の手続き

①の、自動車本体の処分に関して、私たちのサイトにたどりついた方なら、迷うことはありません。

 

 

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今回のお話は、、、
②の『自動車に関わる書類等の手続き』に関してです。

（書類の処理に関して、正式な書類の呼び名だとわかりにくいので略称で記載します）

自動車に関連する主な手続きは下記の5種類です。
（1）車検証
（2）自賠責
（3）自動車税
（4）自動車重量税
（5）任意保険

なんと言っても、メインイベントは『（1）車検証』についてですね！

（1）車検証（自動車検査証）の手続きは、岐阜市日置江にある陸運局（中部運輸支局岐阜運輸支局）で行います。
軽自動車の場合は、羽島市福寿町にある軽の検査協会（軽自動車検査協会岐阜事務所）で行います。
ここでは、日置江の陸運局について書きます。

 

中部運輸局の岐阜運輸支局

 

 

陸運局での手続きは…　分かりにくいです！

 

9番窓口の代書してくれる行政書士さんがいる所（岐阜運輸支局）

 

 

 

簡単な方法として、陸運局に常駐している行政書士さんに手続き書類を書いてもらう方法があります。
窓口9番に行けばOKです。
ただし、行政書士さんなので有料です。
廃車手続きに関するのは、
・一時抹消　850円
・解体等届出　850円
・解体等届出（還付有）1,100円
で、手続き書類を書いてくれます（代書）。

しかし“代書のみ”なので、廃車手続き窓口に持って行くのは、ユーザー自身で持って行かなければなりません。
手続代行は別料金で、金額がいくらななのかは報酬一覧表に記載ありませんでした。

 

代書の手数料一覧（岐阜運輸支局）

 

 

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ユーザー自身が書類を記載する場合の比較的簡単な順序は下記のとおり。

1：10番窓口（印紙・用紙類）

10番窓口（印紙・用紙）（岐阜運輸支局）

 

OCRシート第3号様式2の用紙と、手数料納付書、手続き必要な金額の印紙を買いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

OCRシートと納付書に、手続きに必要な事項を記入します。
（第3号様式2の用紙は、印刷したものでも可）

 

2：15番窓口（封印・廃板）

15番窓口（封印・廃板）（岐阜運輸支局）

 

 

ナンバー返納機で、ナンバープレートを読み取りします。

 

ナンバー返納機（岐阜運輸支局）

ナンバー返納機を作動させる様子（岐阜運輸支局）

 

“返納証”と書かれたシールが出てきますので、手数料納付書の所定欄に貼りましょう。

 

返納証シール発券機（岐阜運輸支局）

 

3：5番窓口（登録受付）

5番窓口（登録受付）（岐阜運輸支局）

発券機にて、受付番号を2枚もらう。
内、1枚をOCRシートや手数料納付書にゼムクリップで留めて、書類提出箱に投入。
もう1枚の受付番号は控えで持っておきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

書類不備があれば、受付番号で呼び出しされます。

 

4：4番窓口（抹消証明　交付）

4番窓口（抹消証明-交付）（岐阜運輸支局）

 

 

 

書類不備がなければ、早ければ数分～数十分。
月末や年度末なら数百分で、4番窓口奥のボードに受付番号が表示されます。

ようやく、廃車手続きが完了です。
“一時抹消登録”を受け取り、受取サインをすればOKです。

（1）車検証を、“一時抹消登録（登録識別情報等通知書）”したなら、コピーを保存しておきましょう。

 

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廃車の買取り後の運搬はお任せ下さい

自動車リサイクル作業中です

 

 

5：自動車リサイクル業（近松商会）
① 自動車本体の処分を実施してもらいましょう。
廃車処理が完了したに後、“移動報告番号”と“解体報告記録日”を確認しましょう。
自動車リサイクルシステムのサイトでも確認出来きます。
もしくは、自動車リサイクル業に“引取証”としてもらいましょう。

廃車手続きして、リサイクル待ちの廃車

 

 

自動車リサイクルで素材になる、自動車のエンジン

 

6：10番窓口（印紙・用紙類）
OCRシート第3号様式2の用紙と、手数料納付書を買いましょう。
OCRシートと納付書に、届出に必要な事項を記入します。

 

7：5番窓口（登録受付）
発券機にて、受付番号を2枚もらう。
内、1枚をOCRシートや手数料納付書にゼムクリップで留めて、書類提出箱に投入。
もう1枚の受付番号は控えで持っておきます。

書類不備があれば、受付番号で呼び出しされます。

8：4番窓口（抹消証明　交付）

 

 

 

 

 

 

 

 

書類不備がなければ、早ければ数分～数十分。
月末や年度末なら数百分で、4番窓口奥のボードに受付番号が表示されます。

 

 

 

 

 

 

 

解体の届出が完了すれば、自動車重量税の払い戻しが受けられます。

 

 

 

 

 

 

 

“解体届出手続き完了のお知らせ”を受け取り、受取サインをすればOKです。

と、（1）車検証の手続きだけで、簡単な必要事項だけを記載しました。
1項～9項にわたる、煩雑な手続きですね。

 

手続き方法の相談は、1番窓口で行えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1番窓口で相談する順番待ちするための発券機

廃車手続きでは、亡くなった方の手続きや、住所が変わってしまった手続き等々の通常とは違う手続きも沢山あります。
なかには、海外に移住してしまった方の廃車手続きなんていう、レアな手続きもあります。
そんな難しい手続きの相談は、1番窓口にて相談が受けられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岐阜県自動車会議書（岐阜運輸支局）

 

 

 

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（1）車検証の手続きが完了したなら、下記の（2）～（5）の手続きが可能です。

（2）自賠責を解約するために、（1）一時抹消車検証のコピーと申請依頼書を保険会社に送ります。
保険期間が1ヶ月以上残っていれば、払い過ぎた保険料が戻ってきます。
もし、保険期間が1ヶ月無いならば、手続きは不要です。
車検期間満了、つまり保険期間満了で自動的に保険解約となります。

（3）自動車税は、（1）車検証を登録抹消手続きをした後に、自動的に県税事務所から書類が送られます。
県税から送られた書類（自動車税過誤金還付のお知らせ）を、指定の金融機関に手続きをすればOKです。

軽自動車の自動車税は廃車しても、戻ってきません。
また、年度末の3月に（1）車検証を登録抹消手続きをした場合も、自動車税は戻ってきません。
つまり、軽自動車と3月の場合は、この（3）自動車税は不要です。

（4）自動車重量税は、（1）車検証を登録抹消手続きをした後、① 自動車本体の処分が完了すれば手続きが可能です。
車検期間が1ヶ月以上残っていた場合に届け出が可能です。
これは、軽自動車でも同じで、この解体の届出をすれば残っていた車検期間に応じて税金の払い戻しが受けられます。
車検時に納付した、自動車重量税の金額に応じて還付金額が変わるのでエコカーや軽自動車は金額が低めです。

（5）任意保険は、次の車が決まっていれば保険会社に乗換をお知らせすればOKです。
しかし、しばらく乗換える車が無い場合は、“中断証明書”の手続きをしましょう。
せっかく無事故で、保険等級をコツコツと上げてきたなら、絶対に手続き必要です。
10年間は車を乗換えなくても、次の時に等級保存された状態で引継ぎ出来ます。
手続きは簡単、保存してある（1）車検証の、“一時抹消登録”コピーを保険会社に送付して申込みすればOKです。

 

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一口に、廃車手続きと言っても…　手続きは複雑ですよね。

運輸支局で、行政書士に頼んでも、窓口には行かないとならないです。

また、自分でナンバープレートを取外しするのも“封印”という難関がありますし。

ナンバープレートを取外しはコチラ　→　ナンバープレート取外方法

 

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じゃ、どうすれば良いのか？

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