2009.12.18
>師走
先日の日経の記事に外食産業関連の記事が載っていました、
“外食産業は10月以降2番底に入った、減税やエコポイント制度で車や家電の耐久消費財の
買い替えが進み外食まで回らなくなった、
今回はかつてない価格引き下げ圧力を感じる、生き残るには更なる低価格に移行するしかない”
大手外食産業だけでなく、中小の飲食店も客の減少・単価の減少で苦境に立たされています、
先日、東京都内の駅ホームにある天然ジューススタンドでは、約20パーセント一律30円引きで
いつものドリンクを販売していました、
六本木にある安くて旨いよく行く有名な焼肉店も一年前は予約しなくては入れなかったものが、
先日予約無しで入店でき、席も3分の2ほど空いている状態でした、特上ロースが、特上の
価格でなくなっているのに不安を感じました、
名古屋でよく行く大手ラーメンチェーン店も100円餃子がありました、味は変わらずでしたが、
これでは、一般のラーメン店は太刀打ちできません、
いわゆる安くて旨くて人気がある店が、このような安売りをするのは苦し紛れに違いありません、
どこも苦境に立たされているのです、
東京名古屋だけではありません、日本国中どこもかしこも景気悪化が進行してきているのです、
タクシーも、飲食店も、サウナも、雑貨屋も、カラオケ店も、デフレが恐ろしく進行しているのです、
師走のはじめ、本来ならば(このままならば)恐慌が起こるであろうという素晴らしいタイミングで、
日銀の10兆円の金融緩和のニュースが流れましたが、これは、0パー金利で資金調達できる、
株式市場のよいクリスマスプレゼントになったのかもしれませんが、経済を支えている個人への
影響は特にありません、昨日のニュースにあった、年末のよくあるコンビニ強盗が奪ったお金と
一緒の3万2千円を、日本銀行は金融機関ではなく国民にお貸しした方が良いのかもしれません、
それでもたったの3兆2千億円です、
ちょうど1年前、2008年の12月19日に小生が投稿した記事が、今現実のものになっています、
こちら → http://www.scrap-ckmt.com/mt/2008/12/post_649.html