2008.12.03
先日のニュースで、とうとうトヨタが田原工場レクサス生産ラインと九州工場全ラインを
対象に12月24日、25日の2日間、工場停止するというという異例の生産削減を行なう
記事が載っていました。
来年一月からは、60%生産削減を決めている工場もあるらしく、さらに踏み込んだ
生産削減となるもので、今、トヨタがいかに追い込まれているか良く分かります。
この影響は全国の自動車部品メーカーにも波及することは避けられず、さらにさらに、
同じ日のニュースで11月の新車販売が前年比27、3%減というのもありました。
この27、3%、実は台数が若干伸びたもしくは減数が少なかったトラックバスを含めた
数字で、乗用車が27,9%減、小型乗用車が24,1%減、普通乗用車が32,4%減の
3割を超えるマイナス幅となっています。もちろん販売をしない登録車が含まれるので、
はたして実際の販売台数となると、5割6割減であろうとおもわれます。
自動車販売店もこれからが本当に車が売れない時代への突入なのでしょうか。
また、為替市場ではユーロが120円台を一気に割り込み、本日一時は116.96円まで
急落しています、米ドルも毎日じわじわと下げて、 (ちなみにユーロ/円は、ドル/円
ユーロ/ドルの数字で決められ、実際のユーロ/円は米ドル通貨が基軸になり、通貨
取引としてのユーロ/円は存在しないのです)
ユーロは今後利下げが発表されるはずでありこの先、円/ドル、ドル/ユーロのユーロ
が円に対して110円台を割り込み100円台に突入することも考えられます。
それに伴い、昨日に引き続き今日も、トヨタ、ソニー、パナソニックは株を下げています。
今後、今まで好景気を謳歌してきた日本の企業が販売不振・在庫急増による生産調整に
苦しむことになると思います。
今、実体で起こっていることは、世界経済が世界恐慌に陥る前に起こる現象であり、
今後、金融崩壊から経済崩壊へとむかっていくのかもしれません。
私は経済評論家でも金融関係者でもありません、ただの一般市民の考えですが、
ニュースを読んでそう感じるのです。